今日は要害城(山梨県甲府市)を紹介したいと思います。
要害山城(ようがいさんじょう)と呼ばれる場合もあります。
甲府市上積翠寺町の甲府盆地周縁の中央北部、相川扇状地の扇頂部に
武田信虎が1520年(永正17年)に築城しました。
1600年(慶長5年)、関ヶ原の戦いの後廃城となりました。
武田信玄は、この城で生まれました。
要害城には天守閣がありませんでした。
私たちが時代劇で見る城は江戸時代のものがほとんどで、
軍事施設というよりは、役所や住居としての機能の方が優先されています。
この要害城は軍事施設をしての性格が非常に強い城でした。
江戸時代以前の城は、この要害城ような城がほとんどです。
この城こそが、城の本来の形と言えるのかもしれません。